セナ生誕50年記念 「セナvsプロスト」
アランプロストが語る、レースキャリアとライバル達。
プロスト、セナファンだけでなく、日本で余り知られていない0.5ポイント差でのタイトル奪取失敗など、 '87以前のプロストのキャリアはコアなオールドファンにお勧めの1冊です!
アイルトン・セナ生誕50年となる2010年にレーシングオン編集部が贈る書き下ろし原著のまったく新しい「セナ・プロ」関連本です。
原書は2009年に英米で刊行された『Senna Versus Prost』で、本書はその邦訳版著者のマルコム・フォリー氏はスポーツライターとして30年以上の実績を誇るベテランで、長年にわたりF1グランプリを現場で取材してきています。
セナに関する書籍はこれまでにも数多く刊行されていますが、本書の最大の特徴はアラン・プロスト自身の2008年時の回想がほぼ全編に編み込まれている点です。
アイルトン・セナというドライバーが伝説化されていく一方で、プロストにはこれまでそれほど多くの発言の場が与えられてきませんでした。
プロストはこの本のために著者を自宅に招き、自身の考えをしっかりと語っています。
セナ・プロ対決の伝説がセナ目線から語られるのは構わないが、しかし、当事者である自分から見た「現実」も活字として残してほしいと思ったに違いありません。
セナ関連本の多くは必然的にセナを主人公に据えており、とかくセナが正義でプロストは悪役、という構成になりがちです。
一方でフォリー氏はプロストに発言権を与えつつも、永遠に語り継がれるであろうふたりによる死闘の内幕を、どちらかに肩入れするでもなく“公正に”描いています
本書では、ドラマチックに描かれるふたりの内情もさることながら、プロストのもつ「チームメイト観」も垣間見ることができます。
そこにはセナ以前の“相棒”であるニキ・ラウダやルネ・アルヌーらとのやり取りが小さくなく、
またジル・ビルヌーブとディディエ・ピローニというチームメイト同士が辿った運命を見てしまったプロストの苦悩も如実に感じ取ることができます。
セナがもしも生きていたなら、今年(2010年)で50歳。
本書ではセナの死生感や恋人の存在にも切り込み、
また晩年は仇敵であったはずのプロストを慕って死の直前まで相談していたことなど、
これまで明かされてこなかった新事実も満載です。
「セナ派」にも「プロスト派」にも、またもっともF1が
光り輝いていた時代を改めて知りたい人にも、是非オススメしたい一冊です。
アラン・プロストが語るセナほかライバルたちのエピソード。
2009年に英国センチュリー社から出版された「SENNA versus PROST」という洋書の訳本です。
セナ生誕50年記念 「セナvsプロスト」 価格:2,310円(税込、送料別) |